AMAの主な4つのコミットメント

概要

  • CSRを軸にした「レゾンデートル」とアクションへの反映
  • 長期的コミットメントを体現するチーム展開
  • 継続的改善の一環としての謙虚な姿勢

私たちの「レゾンデートル」を、コミットメントにどのように反映させていくか。

「職業生活を充実させながら、地球環境を保護する」、これがAMAの「レゾンデートル」です。

AMAでは、この「レゾンデートル」(存在理由)の創出において、当社のひとりひとりの社員から取締役に至るまで、全員が一体となって努力してまいりました。社内のすべての関係者をひとつの目標のもとに結集させる絆となるプロセスです。

企業活動の意味と、その影響についての疑問点が、その説明の出発点となりました。このアプローチは、企業とユーザーの両方をパフォーマンスと社会的福利の観点からとらえ直し、またその環境をも考慮したものです。これが、当社の「レゾンデートル」を日常業務の中に根付かせているものです。

当社の「レゾンデートル」は、AMAソリューションの使用からインスピレーションを受け、その中核的な活動と整合性をもたせる一方で、AMAの企業文化や雇用主ブランド#WeAreAMAからも影響を受けています。このような強力な企業アイデンティティによって、AMAは2019年の「働きたい企業」の1つに選ばれたのです。

「レゾンデートル」は 企業の単なる意思表示に終わるものではなく、生きたものでなければならず、企業ガバナンスに統合され、戦略の一部でなければなりません。そのようにして初めて、アクションに移すことができるのです。その結果得られた主なコミットメントは、 当社のCSR戦略の基礎となり、アクションプランに反映されます。

AMAでは、主な4つのコミットメントを掲げています。

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CSR戦略では、長期的観点におけるチームワークはどのように示されますか。

「レゾンデートル」の定義とは、各拠点(生産から販売、購買、人事チーム、サポートなど)を巻き込んだビジョンと戦略を伴ったプロジェクトを意味します。
主なコミットメントは強固でなければならず、アクションは長期的に実施され、目標は部門間協力のもとに、すべてのチームが関与する必要があります。
AMAでは、CSRリソースとして、各拠点や子会社でのボランティアがCSRコーディネーターの役割を担っています。彼らは、単なる連絡係ではなくアンバサダーとして、また特に各地域のイニシアチブをもった子会社として、必要不可欠な提案を推進する存在なのです。また、地理的な距離を超えた文化的側面から、彼らは真の当事者として、コミュニティ内でAMAのコミットメントに沿った行動を選択することができるのです。
CSRアプローチを確立するための大きなステップは、ガバナンスへの関与です。また、専門の経営委員会のミーティングで問題が取り扱われます。2021年には7回を越えるミーティングが行われました。
部門によってはほぼ毎週相談を受ける場合もあり、様々なステップでマネージャーが重要な役割を担います。

 

  • 職場の社会的福利を促進するために

CSR戦略を実施する上で、 人事部門チームが窓口となって社会的側面に対処します。
その最初にとるべきアクションのひとつが、CSE(企業の社会委員会)代表の選出です。
最近の出来事の必要性から、活発なコラボレーション環境を提供し、ビジョンの共有、そしてひとりひとりの個人的・職業的成長を支援する体制が強化されました。新しいAMA従業員を最適な条件で迎え入れること 、これが一貫して守られてきた原則です。これは、リモートワーク条件下ではさらに大きな課題となりました。
社会的対話、職業生活の質、職場の安全衛生 といった問題は非常に重要なテーマです。
また、 トレーニング、ダイバーシティ、インクルージョン、男女平等 といったテーマも、AMAが取り組む次の課題として、絶え間ない前進のために努力しています。また率先的に取り組むべき課題も少なくありません。この分野では、人事チームが、CSRチームとの積極的な協力のもとに努力しています。

  • 地球の保護

環境保護レベルでは、 従業員とお客様が私たちの主要な支援者となります。
その中でAMAは積極的な役割を果たすつもりです。
デジタル企業は、環境負荷を改善するには何をなすべきなのでしょうか。
毎年、カーボンフットプリントの評価を実施することができます。この問題は当社の全事業に関わる問題であり、各チームの貢献により、主なCO2排出項目を共有し、削減アクションプランを構築する必要があります。
この影響の評価の一環として、パートナーであるグッドプラネット財団との協力により、XpertEyeキット使用による移動の減少で、1カ月あたり平均1トンのCO2を削減できると試算しています。この推定をより検証するために、有志のお客様とともにユースケースを実施しています。
このカーボンフットプリント評価を受け、当社は「 SBT(科学的根拠に基づく目標)」 イニシアチブを通じて、スコープ1とスコープ2について、2030年までに二酸化炭素排出量を42%削減することを約束しました。この目標は、2100年までに地球温暖化を1.5°に抑制するパリ協定に沿ったものです。また、需要な情報やベストプラクティスを共有することで、AMA従業員の持続可能な開発に対する意識を高めていきたいと考えています。例えば、年間を通じて様々なテーマでワークショップなどのイベントを開催しています(廃棄物削減、ITベストプラクティス、デジタルエコアクション、クリーンアップデーなど)。

 

  • 関係者への責任と倫理に基づくコミットメント

パートナーに倫理的コミットメントを拡大する必要性
基本的に、関係者は企業との様々な交流の一部を形成しています。それぞれが相互の活動に影響を与え、また貢献しています。当社のアプローチは、「国連グローバル・コンパクトの10原則」の遵守と、「Bコーポレーション認証」の推奨手法という2つの主要なアクションによって構成されています。最初のプロジェクトは、
「不正腐敗防止」で、リスクマッピングおよび贈答・招待方針の策定を目的に、ここでも執行役員や従業員のサプライチェーン担当者の支援を得ながら実施しました。繰り返しになりますが、これらは中期的アクションでありながらも、定期的に長期に及んで実施されています。
- さまざまな理由から「重要」と見なされたサプライヤーに対して、当社の価値観および児童労働、汚職、労働法規の非遵守防止を確認する行動規範に署名してもらい、責任ある購買を心がけています。また、責任ある購入とは、可能であれば現地で購入し、環境認証を受けた機器を選択することです(コンピュータの93%)。
- AMAは、その価値観を共有する地域団体を支援することで、地域社会に投資することを推進しています。
ASFAD:家庭内虐待の被害者である女性や子どもへの支援
FACE:AMAと連携し、特に若い女性に技術職を促進することで、インクルージョンに取り組んでいます。

 

  • 革新的なソリューションの創出により、様々な分野の専門家の生活向上

この分野で行われたアクションは、 「コラボレーション手法と長期コミットメント」をグローバルに検証するものです。
指標や目標の選定、そしてそれらのモニタリング作業は、 デベロッパー、営業チーム、ITチームのサポートなしには不可能です。
顧客満足度、イノベーション、データセキュリティなどの分野の検証を、チームと最前線で仕事をする人たちの協力なしに実施することはできません。
このような協働作業が毎日、そして会社のすべてのレベルにおいて行われています。このアクションは、継続的改善アプローチの一部です。
イノベーションは、企業の持続可能性に依存して成り立っている目標です。長期的な視野において可能になるものです。お客様に満足していただくことは日々の不変の目標であり、それを高レベルで維持するには、定期的な調査やアクションが必要です。ここでまた、関与する人の責任という問題に繋がってきます。


おわりに

CSR戦略の策定と展開は、AMAのすべての関係者が協働で取り組むべきものです。CSRチームはその中で横断的な役割を果たし、ここではコミュニケーションが重要な鍵となります。
近々、利害関係者の皆様に、私たちの取り組みについてのご意見をお伺いする予定です。皆様の声は、私たちの進歩につながります。ご参加ありがとうございました。