パン・チルト・ズーム（PTZ）カメラとは何ですか？またはどんな用途で使われますか？

PTZ カメラとは何ですか？

1 度に1 つの映像しか捉えることのできない静止カメラとは異なり、1 台のカメラで複数の映像（POV）を作成できるように構築されており、遠隔ビデオコントロールソフトウェアを用いて操作されます。PTZ カメラは 3 つの軸の周りを移動し、1 台のカメラで広域を監視することで、広範囲にわたる映像やクローズアップした映像を提供することができます。

• Pan：このカメラは左右に水平移動します

• チルト：このカメラは上下に垂直移行します

• ズーム：このカメラはズームインまたはズームアウトします

PTZ カメラの利点は何ですか？

• 広範囲にわたる映像：PTZ カメラは、ある地点から水平および垂直に移動できるため、広範囲にわたる領域の監視が可能です。これによって、発生する前に問題を特定できるため、リスクの軽減や安全性の向上を支援します。

• PTZ の制御によって、あまり遅延することなく対象を容易に検出、監視、追跡できます。

• 小型でコンパクトかつ接続が簡単な上、三脚への設置やその他の実装が可能なため、さまざまな使用ケースのシナリオをサポートできます。

• 非常に詳細な高解像度キャプチャ：どんなに遠くからでも非常にシャープな映像を実現。

PTZカメラの最適な使用ケース例

• 遠隔外観検査

  技術者が危険な環境で大型機械を検査する必要がある場合、直接介入するのは危険な可能性があります。しかし、特にタンク、大型船、パイプライン、原子力発電所などの大きな領域関しては、PTZカメラは実利的な情報を迅速かつ確実に提供できます。これによって技術者は、機械装置に接近することなく効果的な遠隔概観検査を実施することができます。

• 手術室全体の遠隔観察

  何人もの外科医がビデオ会議を介してさまざまなリモートドクターとつながっている手術室を想像してみてください。こういった場合 PTZ カメラは、手術室の細部を確認することで重要な点を見落とすことのないようにリモートドクターの視野を拡大することができます。

• 産業ビデオ監視

  PTZ カメラは、大型機械を監視する技術者の理想的な選択肢となり得ます。多くの場合、機械部品をすべて毎日点検するのは不可能です。こういった場合、機械のさまざまな箇所に接続されたPTZカメラが、技術者に代わってビデオの監視役を果たしてくれるため、技術者は携帯電話やタブレットで機械の全体像を把握することができます。これによって業界は、事前にトラブルを防ぐことができるため、時間と労力を節約することができます。 

結論

パン・チルト・ズーム（PTZ）カメラの設置や操作は簡単です。正しい目的のために正しい環境で使用すれば、これらは優れた資産となり得ます。例えば、遠隔外観検査を拡張したい場合、PTZ カメラをXpertEyeと組み合わせて使用することもできます。

遠隔外観検査の向上に PTZ カメラを利用する方法をお知りになりたい場合は、AMAにご連絡ください。